T,Hさんのローボードユニット

ローボードユニット

W2680 D840 H490 (+オープンボックスH220)
サクラ材 クリアー ウレタン塗装
東京都世田谷区 T,H邸
2017年9月24日製作

T,Hさんのオーダー家具はローボードユニットです。
実は、これとほぼ同じサイズの家具をこれまでも使っていたのですが、安いコーナー家具だったりカラーボックスを利用していたので、リフォームを機に家具も新しくしようという事になった訳です。
それぞれのユニット家具の奥行きは300mmで、コーナーユニットは640×640mmで作りました。
オーダー家具らしいデザインにしたいという事でしたので格子柄の扉にしました。
格子材の幅を広めにし、隙間の方を細めにしたルーバーっぽく見えるデザインです。
扉の下地に黒色を使い、そこにサクラ材の格子を埋め込んでいますので、格子材がクッキリと浮き立って見えます。
コーナーユニットは、リモコンが使える様にブロンズガラスのフラップ扉にしました。

住む人にとって、「やっぱりこれだな」と思える最適な配置であったりサイズというものがあると思います。
T,Hさんには、試行錯誤の結果に導き出された最適解が最初からあった訳です。
なので、今回はT,Hさんの望まれる通りの寸法で設計を行いました。
おかげで違和感無く、しっくり納まりましたね。

ローボードユニット

O,IさんのTVコーナーローボード

TVコーナーローボード

W2400 D900 H400
サクラ材 アンティーク色 ウレタン塗装
神奈川県大和市 O,I邸
2017年4月11日製作

展示していたウォールナットのテーブルセットを気に入って下さったO,Iさん、一緒にローボードの注文も下さいました。
床の色が明るめなのですが、テーブルセットがウォルナットである事と、お気に入りの古い座卓も濃い色な事から、サクラ材のアンティーク色で作る事にしました。
今まではどうされていたかと言いますと、部屋の隅にローテーブルを置いて、その上にテレビを斜め置きして使っていました。
その下にデッキやモデム類などの機器を雑然と置いていましたので、何とかしたいという思いはずっと持っていました。
しかし、テレビは座卓から見る時とテーブルから見る時の両方で丁度良い角度で、なおかつカーテンに掛からない位置に収める必要があり、なかなか解決策が見つからなかったのです。
調べてみて、テレビの角度は40度と分かりました。
45度より僅かにズレていて、壁の幅やカーテンの厚みなどを考慮すると確かにシビアな寸法でした。
また、狭い壁側の窓脇に壁コンセントがありましたので、その前の位置に小さい板扉を付けて、配線やモデム類の収納スペースにしました。
このスペースは、隣のガラス扉部分と繋がっており、配線もしやすくなっています。
フラップ扉のガラスには、ブロンズ色のガラスを入れて内部が見えにくい様にしました。
ローボード部分は、深い引出と浅い引出の二段です。
このローボード部分とコーナー部分はセパレートになっています。
通常、この様な構造の場合、カクカクとした繋がりになり、一体感が出づらい物です。
そこで、天板に無垢材を使い、接続部分が滑らかに見える様にRで繋げました。
天板の角々にもRを付けて、角張った印象にならない様に配慮しました。
細かな違いなのですが、コダワリの部分です。

話しは変わりますが、O,Iさんご夫妻は自家製ハム・ソーセージのお店を経営されています。
ドイツのマイスターの資格を持つ本格派のお店です。
今までは、なかなか家のインテリアまで手が回らなかったのでしょうね。
お土産に商品を頂いたのですが、これがもうホントに美味しかった~。
ソーセージがふわっふわっで、味が優しいのです。
ドイツの人は毎日ソーセージで飽きないのかな?と思っていましたが、これなら確かに毎日でも食べられるなと納得しました。
O,Iさんご夫妻の仕事に対する真摯な姿勢に大いに心を揺さぶられました。
やっぱり、一生懸命に何かを作って売るって好いですね。

TVコーナーローボード 上から見た図
TVコーナーローボード 正面から見た図

既存のテレビ台を活かしたローボードユニット

ローボードユニット 正面

W3080 D450 H644
オーク材 着色 ウレタン塗装
横浜市都筑区 I,Y邸
2016年12月25日製作

I,Yさんから頂いた最初のご相談では、既存のテレビ台の横に収納棚を作りたいとのお話でした。
収納したい物をお聞きすると、かなり背の高い家具となり、テレビとのバランスが随分悪いなと感じました。
I,Yさんのお住まいは新築の一戸建てで、リビングの広さも十分にあります。
なので、既存のテレビ台をやめて、壁幅一杯のローボードにした方が恰好良いですよと提案しましたが、それは出来ないとの事。
聞けば、このテレビ台はサラウンドスピーカー内蔵の商品で、弟さんからの新築祝いだそうです。
そこで、このスピーカー内蔵のテレビ台を活かした形で、ローボードに仕立てる事にしました。
つまり、テレビ台の左右に収納用のユニット家具を配置し、テレビ台の上には左右の家具と同色の天板ユニットを載せる事で一体感を持たせる方法です。
収納を左右に振り分ける事で、高さを低く抑える事ができますし、左右対称に見せる事もできます。
テレビ台の上に載せる天板ユニットには、転び止めを付ける事で左右のユニットとの高さ違い感を緩和して見せています。

左ユニットは、CDとDVD収納の引出二段とゲーム機を収納するフラップ扉。
右ユニットはチョット複雑な作りになっていて、開き扉の二枚分はプリンター収納になっており、その下はロボット掃除機の格納場所になっています。
格子のフラップ扉内は可動棚で上下二段に分けられ、下段にはブルーレイを収納、上段は携帯やタブレットなどの充電置き場です。
天板も開閉できるようにしたので、携帯の取り出しも楽ですし、各人のゴチャゴチャとした充電中の状態を隠す事もできます。

ローボードユニット
天蓋とフラップ扉を開いた状態

トータルでデザインした、コンポジットファニチャーとその他

リビングのコンポジットファニチャー

コンポジットファニチャー(収納部側) W3907 D473 H1007
コンポジットファニチャー(デスク側) W2535 D473 H731
AVローボード W2768 D473 H576
レコードラック W660 D400 H2400
タモ・ホワイトアッシュ材 ウレタン塗装
横浜市磯子区 S,I邸
2016年10月31日製作

これいう家具は、何と呼べばいいのでしょうか?
最近、この様に色々な機能を一つにまとめた家具をデザインする事が多くなってきました。
これまでは複合した機能を羅列して呼んでいたのですが、ダラダラと長くなるだけでスッキリしません。
なので勝手に名前付けちゃおうと思います、コンポジットファニチャー(複合家具)でどうでしょう。

コンポジットファニチャー

老後を夫婦でゆったりと過ごしたいと考えたS,Iさんは、マンションをリフォームする事にしました。
内部をスケルトンにしてからレイアウトごと変更する大規模なリフォーム工事です。
そして、そこに設置する家具も理想的な物にしたいと考えていました。
しかし、収納する物や機能などの希望をリフォーム会社に伝えたものの、S,Iさんが満足する様な提案は出てきませんでした。
言われた事をそのまま形にしただけの家具で、とても魅力的なデザインとは思えなかったのです。
自分の思いを汲み取ってデザインしてくれる家具屋はないかと探し回って当店に辿り着きました。

リフォームの基本プランは、分割されていた部屋を一つにまとめて広いリビング・ダイニングにする事。
そこには、夫婦が別々に使える机があり、先立たれた娘さんの仏壇と思い出の品々を飾っておける場所が必要でした。
機能で区切ってプランを考えると、どうしても縦割りの家具を並べただけになってしまいがちです。
開放感のある空間を演出する為には、出来るだけ縦方向の分割を減らして、横方向に伸びるイメージのデザインにしたいと考えました。
そこで、広い西側の壁面とキッチン背面の壁を使い、L字型のカウンターが一続きになったプランを考えました。
天板にはホワイトアッシュの無垢材を使用し、カーブする部分は無垢材ならではの削り出しの加工です。
このカウンターがデスクの天板であり、収納部の天板になります。
カウンターの一番端の机が奥様用で、コーナー部分の机がご主人用です。
適度に距離をとって、それぞれが作業に集中し易い様に配慮しています。
収納部分はチェストタイプで、ここにはお嬢様愛用のバイオリンも仕舞われます。
チェストの上に引戸のガラスケースを載せました。
ここはお仏壇を載せる台になっていて、お参りし易い様に一段高くなっています。
ガラスケースにも思い出の品が飾られます。
この台は、壁に取り付けられた吊り棚と対になっていて、空に浮かぶ雲をイメージしました。

別角度から見たコンポジットファニチャー


AVローボード

W2768 D473 H576
タモ・ホワイトアッシュ材 ウレタン塗装

コンポジットファニチャーの反対側の壁に設置しました。
こちらも、コンポジットファニチャーと共通するデザインにしています。
天板には無垢材を使用し、本体から両サイドに飛び出るデザインです。
長さが2m70cm強と長い為、左の引出部分は別パーツとして分割した構造にしました。
特筆すべきは中央の格子扉で、フリッパー扉になっています。
フリッパー扉を収納する構造上、中央に仕切板を立てる事が難しいので、移動可能なコの字の棚を内部に設置しました。
コの字の棚にアンプなどの機器を載せ、残りのスペースにレコードプレーヤーを収納します。
レコードをかける時などは、扉を開放状態に出来るので、便利な方法だと思います。

AVローボード
AVローボード正面
フリッパー扉を開放した状態


レコードラック

W660 D400 H2400
タモ・ホワイトアッシュ材 ウレタン塗装

AVローボードの脇に寝室への入口があり、その並びにピアノがあります。
そのピアノと左壁との隙間に、天井高一杯の収納棚を設置しました。
ピアノの高さまでは引出収納とし、その上のオープン棚はレコードを収納します。
天井の梁に合わせて本体上部を欠き込みました。
ここはデザインと言うよりも機能重視ですね。
ピアノの上には、小物を飾れる小棚も取り付けました。

レコードラックとピアノと小棚

壁コンセントをカバーする簡素なテレビ台

壁コンセントをカバーする簡素なテレビ台

W700 D450 H350
タモ材 ワックス仕上げ
川崎市中原区 M,M邸
2016年9月19日製作

M,Mさんのお宅は新築でなかなかオシャレな設計です。
玄関を入ってすぐがダイニングキッチンになっていて、玄関の脇にはシナ合板を使った簡素な収納棚が造り付けられています。
テレビ台を設置する場所はこの収納棚の隣で、間仕切り用レールとの隙間にあたるスペースです。
この場所の壁にマルチコンセントがあり、ピッタリの寸法の極シンプルなテレビ台を作る事で、ゴチャゴチャの配線類をカバーしてしまおうという狙いです。
引き出しの奥がコンセントの位置になり、その分引出の奥行きは浅くなっています。
素材に拘りたいM,Mさんですが、正直に言ってお金をかけたい部分でもありません。
そこで、使用中のダイニングテーブルと同じタモ材を使った練り付け仕様とし、ワックスによる仕上げでナチュラル感を出しました。

作り付けの棚と並ぶテレビ台

極低いローボード1690

極薄ローボード1690

W1690 D453 H270
ウォルナット材 ウレタン塗装
茨城県北茨城市 I,J邸
2016年5月21日製作

I,Jさんから写真を送って頂きました。
お住まいを新築するのに合わせて製作したローボードです。
I,Tさんのライフスタイルは床座が基本なので、それに合った高さのローボードを探しましたが見つかりませんでした。
そこで、ネットでオーダー家具の店を探して当店へたどり着いた訳です。
高さは、I,Jさんからの指示で27cmとしました。
低いですね~、細長い引戸もカッコ良いです。
引戸は吊りレール方式なので、スムースに開閉できます。
設置場所は三方を壁に囲まれた専用スペースです。
流石に採寸しに行く事はできませんので、大工さんの腕を信用して製作しました。
それでも、多少の余裕がなければ入りませんので、今回は左右合わせて6mmの隙間で製作しました。
無事に収まって何よりです。

極低いローボード1690

サクラ材のシンプルローボード3500

サクラ材のシンプルローボード

W3481 D450 H500
サクラ材 ウレタン塗装
川崎市宮前区 U,F邸
2016年3月27日製作

迷いに迷ったU,Fさん。
U,Fさんのお宅は、二階がリビングの一戸建てで、リビングルームの壁面一面が設置場所です。
壁の幅は3m50cm弱有り、ローボードの恰好良さを表現するには十分な広さです。
壁面の中央上部に横長の小窓があり、対面側には大きなソファがある事から、テレビを中央に設置するシンメトリーのスタイルにするのが自然です。
検討し始めた当初、大手家具店で良さそうな家具もあったそうですが、寸法が中途半端で購入までには至らなかったそうです。
そんな中、当店のホームページを見つけ、何か心惹かれる物があったようです。
とは言え、U,Fさん自身もどの様な家具を自分が求めているのか確信を持てないでいました。
そこで、気に入られた過去の作品をベースにプランを考えてご提案しました。
一つ目は他では見られない様な個性的なデザイン、次は最初に気に入ったという家具をアレンジした立体感のあるデザインでした。
しかし、どちらも決定力に欠けたようで、決断する事が出来ませんでした。
そして最終的に決めたのは、シンプルなスタイルで、よりスッキリと魅せる事でした。
素材は他の建具などとの相性から、サクラ材のクリアー塗装仕上げにしました。
天板の厚みを40mm、側板を50mmにして存在感を持たせました。
扉は三分割として縦の切れ目を少なくする事でシンプルさを表現しました。
左右の扉幅は1100mmで中央部分が1160mmです。
左右の扉内部には仕切を一枚立て、一か所はスライド棚を設置してプリンターを収納しました。
そのままの大きさでは二階への搬入が出来ない為、本体は三つのユニットに分割しましたが、天板は切れ目の無い一枚天板で製作しました。
迷いに迷ったU,Fさんでしたが、美しい仕上がりで満足のゆく結果になりました。

シンプルローボード 正面

レトロスタイルのTVローボード2000

レトロなTVローボード

W2000 D450 H516
ウォルナット材 ウレタン塗装
川崎市高津区 I,T邸
2016年2月11日製作

テレビボードとPCサイドボードを作りたいと相談に来られました。
好みは、以前製作したミッドセンチュリーなローボードサイドボードとの事です。
寸法としてはこれらより少しサイズをダウンした形になりますので、バランスなどを考慮しながら設計を進めました。
本体の構造は、側板の方が天板・地板より上下に突き出た、ミッドセンチュリーで良く見られるスタイルです。
先のミッドセンチュリーなローボードでは真っ赤なオリジナル引手にしましたが、今回は北欧スタイルにする時に良く利用する細い木製引手を採用しアクセントにしました。
下段の引出はDVDソフトを立てて収納出来る高さを確保しています。
上段の引出も内寸で10cm程の高さがありますので、十分な収納力があります。
デッキ類を収納する部分のフラップ扉は、濃いブロンズガラスを細い木枠で囲んだデザインにしました。
これだけ細い木枠では流石に強度が保てませんので、ブロンズガラスの裏側にはしっかりとした木枠が隠れています。
内部は、縦型のハードディスクを収納する為の縦仕切が一枚と、可動棚一段が入っています。
PCサイドボードの記事はこちらです。


TVローボードとサイドボード

三段式のローボード・デスク・サイドボード&吊り戸棚

三段式のローボード・デスク・サイドボード

W7692 D440
ローボード  H420
デスク    H680
サイドボード H1000
ウォルナット+タモ ウレタン塗装
東京都目黒区 T,K邸
2015年12月11日製作

T,Kさんのお住まいは、新築のコーポラティブハウスです。
建築家の方がかなり凝った設計をされていて、この三段階で高さが変わる基本プランも設計事務所からの指定です。
細かな部分はT,Kさんと私の方で相談しながら決めていきました。
設置場所は、玄関から繋がる廊下を渡り、リビングダイニングの突き当りの壁までの7m70cmの長さです。
ローボードの段がおよそ2m幅で、デスクとサイドボードの段の幅が2m80cm強づつあります。
本体はウォルナットの横目ですが、見せ場である天板の高さ変化を強調する為、天板はタモの黒色にして素材感に変化をつけました。
また、天板の下側を斜めに削った面形状にして、段の接合部を45度にカットした留め加工にしました。
うねうねと繋がる連続性を表現出来たのではないでしょうか。

サイドボードの右端は玄関部分になる為、下駄箱と傘収納になっています。
デスク部分は、右の引出と左の収納棚に天板を渡すだけの形になっており、多少のコストダウンになっています。
ローボードの天板奥(テレビの後ろ部分)には間接照明を仕込みました。
ローボードは全てオープン棚になっているので、ここもコストダウンに繋がっていますが、ウーハーやデッキ類が収まれば格好よく見えますね。
吊り棚には収納の目的以外に、エアコンを目立たなくするカバーの目的があります。
とは言え、見えない位まで隠してしまうと、風が流れなくなってしまいますし、故障の原因になりかねません。
正面のルーバーだけでなく、上下にも開口部を設けるようにしました。
また、デスクの上に当たる収納部分の下部には、LEDのダウンライト2頭がついています。

凄くカッコ良かったのですが、荷物等があって良いアングルで写真を撮れなかったのが残念です。
(腕の問題かもしれませんが・・・)

ローボード・デスク・吊戸棚
正面から見た写真

2wayで楽しむテレビボード

テレビボード1150

W1150 D450 H516
サクラ材 ウレタン塗装
川崎市中原区 K,N邸
2015年11月3日製作

K.Nさんのオーダーはテレビボードです。
ミニコンポも収納したいと考えていたK.Nさんは、極力シンプルな棚をイメージしていました。
そこで、40mm厚のしっかりした板材をコの字型に組んで、その中に二段の固定棚が付くスタイルにしました。
天板と側板の接合部分は、お互いを45度にカットして繋ぐ「留め接ぎ」にしました。
しかし、話を進めるうちにK.Nさんには欲が出てきたようです。
「格子の扉を付けたり、外したり出来たら、2wayでたのしめるんじゃないか?」と、そう考えました。
嵌め込み式にして、引戸の溝のような物が残っては、外して使う時にカッコよくありませんので、中棚の下(影になる部分)にマグネットキャッチを付けて外れない様にしました。
簡易的な固定方法ですが、強度が必要な使用法ではないので、これで良しとしました。
素材は、使用しているダイニングテーブルに合わせてサクラ材にしました。
後日、K.Nさんからコンポを収納した状態の写真を送って下さいました。
スピーカーもピッタリ収納できて良いじゃないですか。
皆さんはどちらが好みですか?

格子扉付き状態格子扉なしの状態扉を外した状態のテレビボード