既存のテレビ台を活かしたローボードユニット

ローボードユニット 正面

W3080 D450 H644
オーク材 着色 ウレタン塗装
横浜市都筑区 I,Y邸
2016年12月25日製作

I,Yさんから頂いた最初のご相談では、既存のテレビ台の横に収納棚を作りたいとのお話でした。
収納したい物をお聞きすると、かなり背の高い家具となり、テレビとのバランスが随分悪いなと感じました。

I,Yさんのお住まいは新築の一戸建てで、リビングの広さも十分にあります。
なので、既存のテレビ台をやめて、壁幅一杯のローボードにした方が恰好良いですよと提案しましたが、それは出来ないとの事。
聞けば、このテレビ台はサラウンドスピーカー内蔵の商品で、弟さんからの新築祝いだそうです。
そこで、このスピーカー内蔵のテレビ台を活かした形で、ローボードに仕立てる事にしました。

つまり、テレビ台の左右に収納用のユニット家具を配置し、テレビ台の上には左右の家具と同色の天板ユニットを載せる事で一体感を持たせる方法です。
収納を左右に振り分ける事で、高さを低く抑える事ができますし、左右対称に見せる事もできます。
テレビ台の上に載せる天板ユニットには、転び止めを付ける事で左右のユニットとの高さ違い感を緩和して見せています。

左ユニットは、CDとDVD収納の引出二段とゲーム機を収納するフラップ扉。
右ユニットはチョット複雑な作りになっていて、開き扉の二枚分はプリンター収納になっており、その下はロボット掃除機の格納場所になっています。
格子のフラップ扉内は可動棚で上下二段に分けられ、下段にはブルーレイを収納、上段は携帯やタブレットなどの充電置き場です。
天板も開閉できるようにしたので、携帯の取り出しも楽ですし、各人のゴチャゴチャとした充電中の状態を隠す事もできます。

ローボードユニット
天蓋とフラップ扉を開いた状態