テレビ台 W900 D430 H574
書棚 W848 D344 H1350
ベンチ W1600 D300 H460
サクラ材 クリアー ウレタン塗装
川崎市高津区 H,S邸
2018年4月13日製作
H,Sさんからのご依頼は、窓で分割された90cm幅の壁にピッタリ収まるテレビ台と書棚の製作でした。
二間幅の壁を窓で分割されたこの様な形は良く見かけますよね。
H,Sさんのお宅は間取りに工夫があったりして、なかなかオシャレな作りです。
左側面には大きな壁面があり、格好よく家具を置くならこちら側に配置するのが正解のように思いますが、キッチンやソファからの目線は窓側に向かうので、やはりこちら側がリビングのメインの壁という事になります。
しかし、窓で分断された壁は何故か”平凡”な印象に見えてしまいます。
H,Sさんのご希望は窓を挟む形でテレビ台と書棚を設置する事ですが、やはり”平凡”に見えてしまうんじゃないか?という心配がありました。
壁の幅ピッタリの寸法で作れるとは言え、折角オーダーで作るのにそれで良いのだろうか?
やはり、何か意外性のある事が必要なんじゃないかと考えました。
そこで、窓の前に奥行きの浅いベンチを置いてはどうか?と提案する事にしました。
ベンチとして使う事はもちろん、まだ小さいお子さん用の机に利用したり、床の間の様に花や飾り物をしても面白いと思います。
H,Sさんの希望は出来るだけスッキリ見せたいという事でしたので、デザインは極シンプルに見えるようにしました。
テレビ台と書棚の下部はフリッパー扉(跳ね上げ・収納式の扉)にし、扉の高さを共通にしました。
これは、ベンチの高さも共通にする事で、窓で分断された壁に横串を通し、横方向への広がりと家具の一体感を演出する為です。
このベンチを使って上手く飾れば、意外性のある素敵なインテリアになるんじゃないかな。
参考価格 ¥264,000 ※製作当時の価格です、価格は変わる可能性があります。