フラップ式・縦型布団収納庫

フラップ式 縦型布団収納庫

W1200 D350 H1000
タモ材 練り付け仕様 美白色 ウレタン塗装
東京都葛飾区 K,M邸
2018年5月26日製作

長年温めていたアイディアを形にする時がきました。

K,Mさんは腰痛に悩まされていた事から、ベッドで寝るのを止めて、話題のエ〇ウィーヴに替えたそうです。
しかし、K,Mさんはマンション住まいの為、寝室にはクローゼットしかありません。
そこで、良い布団収納庫がないかと探していて、当店の縦型布団収納庫を見つけた訳です。
設置場所には35cm程の柱があり、その奥行き以内に納めたいというのがご要望でした。
普通の家具としても薄い奥行きですが、収納庫にはエ〇ウィーヴの敷布団のみを収納出来れば良いという事なので十分可能と考えました。

布団収納の一番の悩みは奥行きが深い事だと思います。
何とか邪魔にならないサイズで布団を収納出来ないかと考えて製作したのが縦型布団収納庫でした。
しかし、今回のエ〇ウィーヴの敷布団は重さが8.5㎏あるようで、決して軽いとは言えません。
この重さの敷布団を、縦にして持ち上げ、奥行きの狭いワゴン内に差し込むのは難儀な作業だと想像ができます。
元々、キャスターが付いたワゴンタイプの布団収納庫は、設置場所が寝室と離れており、寝室まで動かせるようにと考えた方式なので、この形式にこだわる必要はありませんでした。
そこで、以前より温めていたフラップ式の布団収納庫を提案する事にしました。
この方法は、キャスターの替わりにワゴンの下に丁番を取り付け、フラップ扉の様に手前に引き倒して収納する方法です。
ワゴンが横倒しになる事で、布団を持ち上げる高さも低くて済みますし、布団を横にした状態で扉上に載せ、そのままワゴン内に押し込む事が出来ます。
扉のハンドルを持って引き起こせば、楽に布団を収納出来る訳です。
布団とワゴンの自重があるので、勝手に開いて来る事もありません。

ワゴンの底板には、湿気を逃がす為の通気孔も開けています。
収納庫の上には、K,Mさんの要望でオープンの棚を一段付けましたが、これを無くせば高さを90cmくらいに抑える事もできます。
省スペースに納める布団収納の方法としては、決定版じゃないでしょうか。

参考価格 ¥188,000 ※製作当時の価格です、価格は変わる可能性があります。
(上のオープン棚が無ければ 参考価格 ¥154,000です)
(下の写真は出荷前の検品作業中に撮った写真です。家具の下に挟まっている角材は輸送の為の保護材です。)

フラップ式 縦型布団収納庫 閉じた状態フラップ式 縦型布団収納庫布団収納の通気孔の有る底板部分