キッチンボード W2773 D202 H2057
テレビボード W1606 D390 H2057
オーク材 指定色 ウレタン塗装
東京都中央区 K,S邸
2017年12月3日製作
舟形ダイニングテーブルの相談に来られたK,Sさんから、購入されたマンションの平面図を見せて頂きました。
縦長のLDKは14畳弱の広さで、中央にアイランド型キッチンを配置したレイアウトです。
ただ、キッチンと壁の間は82cmしかなく、普通に食器棚を置いてしまうと料理をする場所が無くなってしまいます。
東京の中央区という場所ですから、多少の狭小感はやむを得ませんね。
しかし、ここでピン!ときました。
縦長のLDKは片側が広い壁面になっているので、この壁面を上手く利用できれば素敵なインテリアになるんじゃないかな?
そこで、K,Sさんに超薄型の壁面収納を作る事を提案しました。
オーダー家具の設置までは考えていなかったK,Sさんですが、私の提案に魅力を感じられたようです。
これだけの規模の壁面収納を作るとなると、予算もそれなりに掛かるものですが、奥行きが通常の半分で、引出や扉の少ないオープン棚なら、かなり抑えた金額で作る事が出来ます。
製作するのは、キッチンカウンターと壁の間に設置するキッチンボードと、リビング側に設置するテレビボードです。
キッチンと壁の間が82cmしかないので、キッチンボードの奥行きは20cmとしました。
60cmあれば料理をするのに支障はありませんね。
リビング側は余裕があるので、張りの奥行きに合わせて27cmにしました。
テレビ台部分の奥行きは39cmです。
左下にはロボット掃除機の収納スペースも確保しました。
設置する壁が広いので、グリッドによる区分けで統一感のあるシンプルなデザインにしました。
各段の上下にはアルミの単線レールが埋め込んであるので、アクリルと合板の引戸をランダムに嵌め込んで自由にスライドさせる事ができます。
アクリルでカバーすると食器棚になり、可動棚で区切るとスパイスラックにもなります。
全ての棚に物を飾る必要も無いですね。
隠したい所は合板引戸で隠せますし、何も置かずに空間にしておくのも有りでしょう。
額絵やお気に入りの本、レコードジャケットなんかも良いですね。
K,Mさんご夫妻は料理が趣味という事で、料理に本やフライパンを飾ると仰っていました。
どんなインテリアになるのか楽しみですね。
参考価格 ¥1,000,000 ※製作当時の価格です、価格は変わる可能性があります。