オーダー家具で電子ピアノを収納する方法とは?
電子ピアノの収納にお困りの方って結構いらしゃるみたいですね。
リビングのインテリアに合わないとか、場所がもったいないとか。
「このスペースをもっと有効に使えないものか?」と思うのはもっともな考えだと思います。
オーダー家具で作れば、もっと上手く収納出来るんじゃないか?というご依頼を何度か頂きました。
今回は、過去の事例を基に電子ピアノ(キーボード)の収納の仕方をご紹介したいと思います。
目次
リビングのインテリアに電子ピアノ馴染ませる方法
最初にご相談頂いたのは2006年の事で、こちらの方でした。
電子ピアノの台とパソコンデスク・カウンターボードの三点セットです。
インテリアの邪魔にならないように、電子ピアノを普段は隠しておきたいとのご依頼でした。
電子ピアノを収納する台に開閉式の天板を付けて蓋をしました。
天板の高さを同じにする事で、一体感が出てスッキリ見えるだろうとの狙いです。
蓋を閉じた時の高さは725mmで机としても使える高さにしました。
その替わり、鍵盤の位置は通常よりも低くなってしまいます。
演奏するに少し低いんじゃないかとも思いましたが、お客様は気にしないとの事でこの寸法になりました。
電子ピアノ台をデスクとしても使えるようにするには?
次にご依頼頂いたのは一人暮らしのお客様。
お部屋を効率良く使う為に、電子ピアノをデスクとして使いたいという事でした。
前回の電子ピアノ台で気になっていた高さ問題が再燃です。
鍵盤の高さを、お客様が弾きやすい730mmにすると、デスクの天板は833mmになります。
これは有り得ない高さで、デスクとしては高過ぎます。
この点が悩ましかったのですが、この問題を簡単に解決してくれる方法があったのです。
それは、「高さ調節できるスツールを使う」という事でした。
支柱がネジ状になっていて、座面を回転させると高さが変わるアレです。
これなら演奏する時もデスクとして使う時も、適切な高さに調整して座る事ができます。
椅子の高さを調整するのは、ピアノを演奏する方には当たり前の事かもしれませんが、楽器が苦手な私にとっては目から鱗の解決策でした。
デスクの下にキーボードを仕舞うという方法
こちらは、普段使わないキーボードをデスクの下に仕舞っておこうというアイディアです。
このソーイングデスクは奥行きが70cmと深かったので、キーボードを奥に仕舞っても脚を置くスペースは十分に確保できます。
キーボードを載せている台にはキャスターが付いているので、台ごと引き出す事ができます。
さらに、この移動収納ボックスは三分割になっているので、真ん中だけを引き出してコーヒーテーブルとしても使えるという凝り様です。
キーボードの下を収納として使う方法
今まではキーボードの上をデスクとして使う有効利用の仕方でしたが、キーボードの下の空間を収納として利用する方法もあります。
こちらは、サイドボードの中にキーボードを仕舞ったパターンです。
下が収納という事なので、演奏する時は引き出して使う事にしました。
一見不安定に見えるかもしれませんが、サイドボード自体の重さがあるので、ひっくり返る心配はありません。
演奏もしやすく、収納としても有効活用できる、オーダー家具ならではの解決策ですね。
まとめ
過去に製作したオーダー家具による、電子ピアノの収納の仕方をご紹介しました。
- 電子ピアノの上に天蓋を付ける事でインテリアに馴染ませる事が出来る。
- 高さ調整の出来る椅子を使用する事で、電子ピアノ台をデスクとして使う事も出来る。
- 電子ピアノをキャスター付きの台に載せて、デスクの下に収納する方法もある。
- 電子ピアノを引き出せる様にすれば、下の空間を収納として使える。
まだまだ色んなアイディアがあるかもしれませんね。
オーダー家具ならお客様のご要望に合わせてさまざまな工夫を施す事ができます。
ぜひ一度ご相談下さい。
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