塗装仕上げとメンテナンス

塗装の実例 椅子の座面

カーヴァーウッドクラブで製作する家具の塗装と、その取扱い方について説明します。

当店のベーシックな塗装は、ウレタン塗装による艶消しのオープン塗装仕上げです。
特に指定が無い場合はこの塗装をお薦めしています。

ウレタン塗装による艶消しオープン塗装とは

「ウレタン塗装」

ポリウレタン樹脂により塗膜を形成する塗装です。
塗膜の硬度が高く、材料との密着性も良いので、木材の収縮や衝撃による凹みにも追従が可能です。
耐水性・耐熱性にも優れており、家具の塗装としては最も普及している塗装です。

「艶消し」

家具の塗装では、表面の艶具合によって全艶消し・7分艶消し・5分艶消しなどと表現します。
ナチュラルな木質感を表現する為に、全艶消しや7分艶消しなどの仕上げにしています。

「オープン塗装」

木には養分を運ぶ為の導管があり、製材すると導管は無数の凹みとして表面に現れます。
この導管の凹みの処理の仕方により、オープン・セミオープン・クローズと三種類の塗装法があります。

オープン塗装は、薄い塗膜により導管の凹みもそのまま表現する方法です。
木質感を損なわずに表面も保護できるバランスの取れた塗装法です。

対するクローズ塗装は、導管の凹み部分を塗料で埋めて、表面を平滑に仕上げる塗装法です。
ピアノ塗装や鏡面塗装と呼ばれる塗装がそれにあたり、高級感の得られる塗装法です。
塗膜を厚く塗り表面が滑らかになるまで研磨を繰り返す必要があるので、実際に高価な塗装と言えます。
(※当店では鏡面塗装は行ていません)

セミオープンはその中間の塗装をさします。

塗装のサンプル 座面アップ

ウレタン塗装の取り扱い方

お手入れ方法

水拭きが出来ます。
油汚れなどは、薄めた中性洗剤を使って拭き取って下さい、直後に乾拭きを行い水分が残らない様にして下さい。
突板部分は特に水分が染み込み易いので、濡れた状態が長く続かないように注意して下さい。

(※汚れが導管の中に入り込むとなかなか落とす事が難しくなりますので、クレヨンなどで汚さない様に気を付けて下さい。)

耐熱性

ウレタン塗装は耐熱性が高い塗装です。
熱い湯のみなどを置いても痕が付く事はありません。
とは言え、極端に熱い物を置いたり、長い時間温められる事で表面が変質する事も稀にあります。
極端に熱い物や湯沸かしポットなどを常時置く場合は、鍋敷きなどを利用するようにして下さい。

その他の塗装

オイルフィニッシュやワックス仕上げなども行っています。
ウレタン塗装のような塗膜を形成しないので、保護する力は弱いですが、木の魅力を感じるには一番良い塗装法です。
ただし汚れやすいのは確かなので、一年に何度かオイルやワックスを塗るメンテナンスが必要になります。
メンテナンスが苦にならない様なコダワリ派の方向けの塗装かと思います。

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