ルーバー引戸のテレビボード

ルーバー引戸のテレビボード

W1502 D460 H500
扉・脚-ナラ 無垢材 本体-ナラ 練り付け オイルフィニッシュ
横浜市港北区  I,N邸
2007年2月24日製作

I,Nさんは縦型のスチールラックにコンポやスピーカーを収納して簡易的にテレビ台として使っていました。
しかし、テレビを見るには高過ぎるし、見た目も悪いので、ローボードスタイルのテレビボードを作る事にしました。

ただ、コンポには小さめのウーハーが付属しており、これの収納をどうするか?が問題でした。
当初は、左右非対称でウーハーのみを独立して収納する案もあったのですが、デザイン性を重視したいI,Nさんにとっては納得がいきませんでした。
その結果、スタイル的には左右対称形で丸脚タイプのベーシックなローボードにする事で決まりました。
ポイントは、左右の扉をルーバー状にして音と熱を通せる様にした事です。

その為、ウーハーもコンポと一緒に収納出来るようなりました。
横に長いルーバー扉を丁番で持たせようとすると、扉の重さでダレてくる可能性が高いので、今回は引戸にしました。
レールは吊り式のレールで、下にレール溝がつかないタイプです。
引戸は一本の共通のレールを移動しますが、中央がオープンなので何処か一か所だけは開く形になります。
素材と仕上げは、既存のテーブルセットのイメージに合わせて、ナラのオイルフィニッシュにしました。
本体の角や脚に丸みを付けるなど、優しいイメージの仕上がりになりました。

ルーバー引戸のテレビボード