飾り棚付きカウンター

飾り棚付きカウンター

W1130 D400 H2092
ナラ 練り付け ウレタン塗装
横浜市港北区  Y,K邸
2009年12月6日製作

オリジナルのリビングボードを気に入って下さったY,Kさんは、キッチン横に設置予定だったカウンターの上部にも飾り棚をつけたらどうかと考えました。

しかし問題は、設置するスペースの幅が狭い事。
オリジナルのリビングボードの幅は1800mmで、その半分くらいの幅のボックスを左右互い違いに積み重ねる事でリズミカルな魅力を出しています。
それに対して今回の設置場所は1130mmしかありませんので、ボックスを交互に積み重ねても同じような効果は得られず、窮屈に見えるだけです。
その上、壁にはインターホンや給湯器の操作パネルも付いていますので、これらを上手く避ける必要があります。
そこで、ボックスは諦めて、4段の棚板を三列の柱で支える構造にしました。

中央の柱を段によって中心からずらす事と、裏板を付ける場所と付けない場所を設ける事で、左右非対称のデザインになり飾り棚にリズム感を与えました。
カウンターにはファックスとコンポを置き、飾り棚にはスピーカーを載せました。
カウンターの下部分は扉と引出を配して収納を充実させました。
設置条件と見た目のバランスを取りながら、ご要望に応えた苦心のデザインです。

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