電動スクリーン内臓シアターボード

シアターボード

W2550 D585 H2396 (プロジェクターボード W1300 D450 H2300)
本体-タモ 練り付け 着色 ウレタン塗装
横浜市神奈川区  I,S.邸
2009年1月17日製作

今回はお客様からの持込企画です。
建築関係のお仕事をされているI.Sさんは、シアターボードとプロジェクターを設置する為の家具を自ら設計されました。

(コンピューターグラフィックスの完成予想図まで・・てっ、うちより技術があるじゃないですか!)
テレビとオーディオ機器を納めたリビングボードの上部から、電動スクリーンが降りてくる設計です。
その正面には柱状の家具を立てて、その上部から張り出すような形でプロジェクターを設置する計画です。
しかし、設計通りに家具が作れると言うものでもありません。
やはり、家具作りのノウハウが必要となります。

I.Sさんのイメージを最優先にして、さらに完成度を高める事を目指しました。
まず問題になったのが、シアターボードのスピーカーを収める部分が両サイドの側板と金属パイプ一本だけで支える構造になっていた点です。
重量のある電動スクリーンを支えるにはさすがに強度不足と考え、ここだけは補強の為スピーカーの裏側に裏板を入れさせてもらいました。
プロジェクター台の折畳みテーブルの脚も、床を擦る事無く開閉できるように工夫しています。
(地味に、ここもポイントなのです。)
それぞれマンションの梁部分に突っ張る形で固定されています。
(電動スクリーンとプロジェクターはメーカーさんの方で設置して頂きました)
コンピューターグラフィックスのイメージ通りに仕上げる事ができました。

スクリーンを降ろした状態 テーブルを開いたプロジェクター用ボード プロジェクター用ボード