鈍角壁に合わせたPCデスク

PCデスク&吊り棚

W1125 D543 H730 吊り棚H224
天板-ナラ 無垢材 本体-ナラ・ブナ・カバ・ウォルナット 練り付け ウレタン塗装
横浜市青葉区  S,Y邸
2006年6月17日製作

135度に開いた壁に作ったパソコンデスクとFAX用の吊り棚です。
見た目には広い壁に見えますが、家具にしようとすると意外に収納効率が悪く大変苦心した作品です。

足掛け一年、ついに完成しました。
中央の空間には、モニターとS.Yさんお手製の小ぶりなPCが乗っかります。又、下の扉には、電話帳とFAX用紙を効率良く収納できるように工夫しています。
キーボードは畳に腰掛けてでも、操作出来る位置に設定。
扉と引出しの素材はナラの他にブナ・カバ・ウォルナットを使いました。
扉と引出しの素材を変えたのは、奥様の当初からのコダワリです。
思い返せば、当初子供の手が届かない高さのFAX台を、と言うS.Yさんのお話しを、私が「間口が有るので、PC台も兼ねましょう」と言ってしまったのが苦難の始まりでした。

何が難しいのかと言いますと、この135度に開いた壁。
見た目には広く見えるのですが、それぞれの壁から家具の厚みを付けていくと、お互いに干渉し合ってしまうのと、間口も狭くなっていってしまうので、意外と物が収まらないのです。
どうです?そんな事感じさせない程、綺麗にまとまっているでしょ。
粘り強く待って下さったS.Yさん、本当にありがとうございます。

PCデスク&吊り棚パソコンデスク 扉開いた所