アンティーク仕上げのカップボード

カップボード

W885 D310 H1870
ナラ 無垢材 本体-ナラ 練り付け アンティーク塗装
横浜市都筑区  F,M邸
2007年1月24日製作

F,Mさんからのご依頼は、キッチンカウンターと壁の間に空いたスペースにピッタリ納まるカップボードです。

仕事柄、世界各地に行かれる事が多く、土産物や記念品も綺麗に仕舞えるように、ガラス扉内はガラス棚にしてダウンライトを付けました。
現在お使いのオランダ製テーブルと、アフリカの民芸家具?のイメージを基にデザインを考えました。
厚みを持たせた側板や、オーソドックスな枠扉でオランダテーブルの重厚さを表現し、アフリカの素朴なイメージはクラッキング加工で表現する事にしました。

この家具の大きな特徴であるクラッキングと言われる加工は、特殊なカンナで無垢材の表面をわざと荒く削ずる技法です。
更にその表面にラッカーのアンティーク塗装を施し、重厚かつ素朴な質感に仕上げました。
クラッキングをする為には無垢材を多く使わなければなりませんし、加工は手で行うので、大変手間の掛かる贅沢な技法と言えます。

カップボード